白髪染めを使うと艶が出ない髪の理由

髪にツヤが出ない理由は、実にさまざま。ただし、誤解してほしくないのは、ツヤがない=ひどいダメージがある、というわけではないということ。芸能人やモデルの髪は、傷みがあってもツヤがあります。

健康な髪を追求していくと、ダメージを極力避けるため、へアカラーもパーマも施さない、ドライヤーもかけない、真っ黒な髪にたどりつきます。

ツヤ髪ですべてが変わるもちろん、真っ直ぐで真っ黒な黒髪も美しいのですが、色や質感から「重さ」が出てしまいます。

よって、実のところ黒髪、が似合う人はごく少数口不用意に手を出すと、それこそ沼からヌーっと上がってきたばかりのような「怖い」「暗い」「湿っぽい」印象になりがちです。目指していただきたいのは「髪のダメージを抑えながら、ツヤを出す」ということ。

ここで、ちょっと「ダメージへア」について、書いておきたいと思います。私はよく髪の構造を説明するとき、のり巻きを例にとります。髪の外側にあるキューティクルは、のり巻きの「のり」のようなもの。髪の毛の根元から毛先に向かって魚のうろこのように重なりあって、中身のうるおい成分を包み込み、流出を防いでいます。

この中身のうるおい成分が、のり巻きの「お米」にあたるもの。髪を構成する問種類のアミノ酸(たんぱく質)からできています。パーマやカラーなどの薬剤、ブローなどの熱によってキューティクルが損傷すると、中身、がポロポロこぼれ落ちてきます。

これがいわゆるJダメージへアの始まりです。ただし、最近では。ハーマやへアカラーに用いる薬剤が飛躍的な進化を遂げています。適切な処置をしてくれるサロンであれば、大きな、ダメージを受けることはありません。

むしろドライヤーの熱やブラッシングの摩擦のほうが、髪を傷めます。ツヤ成分が配合されたへアカラー、チリつく髪を真っ直ぐにして反射をよくするパーマ、キューティクルの方向を熱や風で一定に整えてツヤを出すドライヤー・アイロンなどは、ツヤ出しには必須です。

ドライヤーやアイロンによって抜け落ちた、髪の毛がもともともっているツヤ成分は、シャンプーやトリートメントによって、じゅうぶんに補うことができるので、きちんとお手入れすれば心配する必要はありません。

ツヤが出ない髪というのは、「健康だけれど野放しの黒髪」か「お手入れしてないダメージヘア」の2種類。つまるところ、ツヤが出ないのは、あなた自身に問題があるから。髪のせいではないのです。「髪質が悪いから」「傷みやすいから」という言い訳は、即刻やめるべきです。